福島のおばあちゃん

日曜日。

92歳の祖母のお見舞いで、両親と一緒に福島県へ。

叔母の案内で、病室に入るととても小さく横たわっているお婆ちゃん。


Muniだよと声をかけると。ゆっくり目を開けて。

とても嬉しそうにニッコリ笑ってくれた。


お婆ちゃんの手をさすり、しばらくベッドの横で顔を眺めた。

お婆ちゃんは、何度もゆっくり目を開けては、その度に私の顔を見て微笑んだ。


小さいころ、MuniちゃんとMuniちゃんと言って、可愛がってくれたそのままの顔で。

ちゃんと私が来たこと、わかってくれたのが嬉しかった。


もう、あまり誰が誰だかわからないみたいだよと聞かされていたけど。

また来るねと声かけたら、


ニコっと笑って、小さくバイバイしてくれた。



日帰りだけど、久しぶりの福島はとてもキレイで、土のいい匂いがした。

おじいちゃんのお墓参りをして、お家にも寄って。

叔母が作ってくれた、おいしいご飯も頂いた。



子どものころ。夏休みはずっと福島で過ごしていた。


都会のもやしっ子な私にとって、それはそれはかなりの体験で。



畑からキュウリやトマトを取って来たり。


井戸水でスイカを冷やしたり。


牛小屋に牛を見に行ったり。


蚕さまに桑の葉をあげたり。


お風呂を沸かす薪をくべたり。


夏祭りで風船買ってもらったり。


夜が暗すぎて怖がったり。


大きな虫に逃げ回ったり。


夏休みに集まってくるいとこたちと夜までふざけあったりして、夢のような夏休みだった。

そんな体験をさせてくれた田舎があることに感謝の気持ちでいっぱい。


お婆ちゃん、元気になって。

そしてまた、宇宙語みたいな東北弁でいろいろ話そうね。

画像


画像

"福島のおばあちゃん" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント